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ITコンサルタントの料金相場とは?仕事内容・種類・報酬体系解説!

DXの推進やIT化を進めるうえで、欠かせない存在が ITコンサルタント です。
とはいえ、いざ依頼しようと思っても、報酬体系や相場を知らないままでは、適切な依頼ができなかったり、想定以上のコストがかかってしまったりと、せっかくのITコンサルタントを十分に活用できない可能性があります。
そこで本記事では、ITコンサルタントの報酬相場や、契約形態ごとの特徴・違い について、わかりやすく解説します。
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ITコンサルタントとは?
業務内容
ITコンサルタントの業務は、IT分野でクライアント企業が抱える問題の改善を目的として、クライアント企業の収益向上のための活動であり、その業務内容は多岐にわたります。
大きく分類すると
・IT関係の企画や戦略構築・システムプロジェクトのPMO・ビッグデータ、Webマーケティングなどによる業務改善の提案 ・インフラやアウトソーシング、資産管理などの担当 ・ITに伴うリスク管理などのセキュリティー対策 |
以上の3つの業務に分けられるでしょう。
年収
ITコンサルタントの平均年収は、2017年の経済産業省の発表である「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、928.5万円とされています。この金額は他のIT 系の業種と比較しても最高水準のものとなっています。さらに、コンサルトの年収は年齢やコンサル歴によっても上がるため、経験を積んでいけばより一層の報酬を得られるでしょう。ただし、経験だけでなく報酬に見合ったスキルも必要となります。
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ITコンサルタントの料金相場
報酬体系の概要
ITコンサルタントの報酬体系は契約によって異なります。業務内容や抱える課題によって適した契約方法を選ぶことで、費用に対して適切なコンサルティングを受けることができるでしょう。そのためにも、それぞれの報酬体系について違いを知っておくことが必要です。
成果報酬
コンサルタントとクライアント企業の間で事前に報酬を設定し、プロジェクトの成果が出た場合に、成果に応じて事前に設定した報酬が生じる報酬体系です。成果が出ることを条件としているため、他の報酬体系と比べて費用は高めとなっています。また、成果が出なかった場合も手数料だけを支払う契約が多いです。比較的費用を抑えやすい、コストパフォーマンスに優れた契約体系ですが、いくつか注意点があります。
一点目にコンサルタントによる成果への影響がわかりづらく、報酬がコンサルタントの業務に対して見合わない場合があるという点です。二点目としては、コンサルタントが成果をあげることに必死になってしまうという点です。成果をあげるために、即効性のある解決策や、クライアントの意向に沿わないコンサルティングなど、長期的な成果を重視する場合には適さない対応が行われる場合があります。
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ITコンサルタント報酬
コンサルタントに顧問(プロ人材)となってもらい、毎月定額の報酬が生じる報酬体系です。コンサルタントは、基本的には月に1〜2回程度の頻度でクライアント企業に訪問し、それ以外の時間には電話やメールなどで相談に応じるという方式が一般的です。基本的には半年から1年以上の単位で契約・更新され、中長期的に経営をサポートしてもらう関係となります。ただし、契約によっては訪問回数や相談回数が設定されており、既定の回数を超える対応を希望する場合は追加料金が発生する場合もあるので注意が必要です。
時間報酬
コンサルタントの稼働時間に応じて1時間から1日の単位で報酬が生じる報酬体系です。特定の時間を決めて依頼する場合や、後から時間に応じて報酬を支払う場合があります。主に、簡単な相談やアドバイスなどの単発での依頼として利用されることが多いです。また、場合によっては最初に時間契約を交わし、後に顧問(プロ人材)契約に移行することもあります。
料金相場
成果報酬
プロジェクトによって異なりますが、「売上の数%分」、「コスト削減額の数%分」といった契約が多く、20%~50%程度が相場となっています。
ITコンサルタント報酬
月額80万円~200万円程度が相場となっています。
時間報酬
1時間あたり5000円~10万円程度となっていて、コンサルタントの経験やスキルに応じて大きく変わります。
※参考1
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ITコンサルタントの単価の変動要因
コンサルタントの報酬は複数の要因によって大きく変わります。本項ではどのような事柄が要因となって報酬単価に影響を与えるのか、それぞれの項目について解説します。
ITコンサルタント個人の要因
コンサル経験・スキル・実績
コンサルタント個人の人気や評価は、報酬額に大きく影響します。特に、初回から指名を受けるような人気の高いコンサルタントは、報酬も高くなる傾向があります。人気の理由として大きいのは、やはりその人の能力です。スキル・経験・実績に優れているコンサルタントほど、高い報酬が必要になります。なぜなら、能力が高いほど依頼企業にとって得られるメリットも大きく、報酬に見合った成果が期待できるからです。
プロジェクトの難易度
プロジェクトの難易度が高ければ、それだけ高度な知識や豊富な経験が求められます。そのため、より高い能力を持つコンサルタントに依頼する必要があり、結果として報酬も高くなります。また、難易度の高いプロジェクトは取り組みにかかる期間や工数も増えるため、単価だけでなく、総合的な報酬額も大きくなる傾向があります。
ITコンサルティング会社の要因
会社の規模
規模が大きいコンサルティング会社だと報酬も高いものとなります。
大手のコンサルティング会社では、複数のコンサルタントが参加する場合や、様々な得意分野を持ったコンサルタントが所属していることが理由として挙げられます。案件に関わる人の数が多いため、結果として報酬が高くなると言えるでしょう。
コンサルティングファームのブランド力
コンサルタント個人の人気だけでなく、コンサルティングファームの人気も報酬に関わってきます。人気のあるコンサルティングファームであれば、コンサルティングファームの実績や、所属コンサルタントの能力に期待できると考えられるため、ブランド力はそのまま成果に繋がりやすいでしょう。
反対に、独立したてのフリーランスや小規模なコンサルティングファームであれば、報酬を抑えた依頼が期待できます。
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ITコンサルタントを依頼する場合の料金に関する注意点
これまでの項目で説明してきたように、ITコンサルタントは契約の種類や、コンサルタントによって料金が大きく変わります。本項では、コンサルタントに依頼する際に、適切な報酬で依頼をするために、注意するべき点について解説します。
料金体系を確認する
コンサルタントの契約には様々な料金体系がありますが、費用対効果を高めることを意識した場合、プロジェクトの性質によって使い分けることが重要です。例えば、成功報酬型は確実に無駄を減らすことができるため、短期的なプロジェクトでは有効だと言えます。逆に、中長期のプロジェクトの場合、定額報酬型である顧問(プロ人材)契約を結ぶことで無駄の発生を抑制できるでしょう。
依頼する内容を明確にする
コンサルタントに依頼をする際は、依頼の内容を明確にすることが重要です。「売り上げを伸ばしたい」といったような曖昧な目的ではなく、「何をどうしてほしい」といった具体的な目的を設定することがコンサルタントと契約するうえで大切です。また、内容が曖昧なままだと、後から新しいものを提案して、追加料金を請求されるといったトラブルも発生する場合があります。
費用が予算に合っているか確認する
契約形態や予算に合わないITコンサルタントを選んでしまうと、支出だけが大きくなってしまいます。無理に高額なITコンサルタントに依頼をしてしまったり、報酬の安さを重視しすぎて成果が出せなかったりということがないように注意しましょう。そのためには、丁寧なヒアリングをしてくれるITコンサルタントを選ぶことが重要です。また、コンサルタントを探すことが難しい場合には、コンサルタントの紹介サービスを利用するのも効果的でしょう。
ITコンサルタントをお探しなら
今回はITコンサルタントの報酬相場や報酬体系について解説しました。契約によって様々な形態や条件の違いが存在しますが、ITコンサルタントに依頼するうえで必要なものは、コンサルタントに関しての知識です。もしも、もっと詳しくコンサルタントについて知りたいと思った場合は、ビズブリッジをご利用ください。ビズブリッジは企業向けに外部人材(フリーランス・顧問(プロ人材))を活用した事業課題解決のヒントを見つけてもらうためのメディアです。
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この記事の監修者
中村 慎也 (アークワードコンサルティング 代表)
大学卒業後、シスコシステムズにてパートナー企業開発や金融業界向けコンサルティングセールスに従事。その後、人材業界大手のインテリジェンス(現パーソルキャリア)でIT業界向け人材紹介や転職サイト「doda」の立ち上げを経験。ヘッドハンティングでWeb系スタートアップの取締役を歴任した後、2018年にアークワードコンサルティングを創業。IT/Webと人材領域の知見を活かし、Web戦略から施策実行・継続改善まで総合的に支援。フリーランスや副業など多様な人材活用分野で10年以上のマーケティング支援実績を持つ。