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戦略コンサルティングの依頼費用・報酬、料金の決め方とは?

「戦略コンサルティングをお願いしたいけど、料金の相場ってどれくらい?」
「戦略コンサルティングって種類や内容はどんなものがあって、実際にはどんなサービスを受けられるの?」
こうした疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
戦略コンサルティングとは、企業が抱える経営課題に寄り添い、戦略的な視点から解決策を提案・実行支援するサービスです。とはいえ、実際に依頼するとなると、どんな実務が行われるのか、また料金の仕組みについてはわかりにくい部分もあります。

この記事では、企業担当者の方に向けて、戦略コンサルティングの主な内容や種類、料金の相場、単価の決まり方、契約期間や契約形態まで、わかりやすく解説します。

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戦略コンサルティングとは?

戦略コンサルティングとは、企業の経営層が抱える課題や問題を、戦略的な視点から解決するサービスです。中長期の経営戦略の立案、新規事業の企画、マーケティング戦略、M&Aや人事に関する戦略など、幅広い分野でサポートを行います。具体的なプロジェクトは、新市場参入戦略、新商品開発戦略、新規事業戦略、人事戦略などです。経営課題に関する全てのことを行ってもらえるのが特徴です。

戦略コンサルティングの契約種別と報酬相場

戦略コンサルティングには、いくつかの契約形態があり、それによって報酬の相場も異なります。
ここからは、国内の独立系コンサルタントを対象に、契約種別ごとの特徴や料金感について詳しく見ていきましょう。

成果契約

「成果契約」とは、M&A(企業の合併・買収)などのプロジェクトに多い契約形態です。あらかじめ決められたパーセンテージの報酬が設定されます。特定のプロジェクトの完遂を前提に、達成度・成功度により報酬を支払う仕組みです。成果が得られなかった場合でも手数料はかかり、コストはゼロではありません。報酬相場は内容により異なりますが費用は高めです。

定額契約

「定額契約」とは、外部専門家に顧問を依頼し、アドバイスを受ける契約形態です。月に1〜2回の面談のほか、電話・メールによる質問を受け付けます。契約期間は最短半年間で、通常は1年ごとの更新契約です。定額契約の料金相場は20〜50万円/月となります。

※参考1

スポット契約

「スポット型」は定額契約・顧問契約型の一種であり、1ヵ月間の契約形態です。単発で相談でき、アドバイスを求めることができるため、特定の目標達成を前提にする場合に向いています。個人事業や小規模ファームに単発のコンサルティングを利用する場合の料金相場は下記の通りです。

コンサルティング方法料金相場
対面約30,000円/時間
オンライン約15,000円/時間
気軽な相談約5,000円/時間

※参考2

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戦略コンサルティングの単価が変わる要因

戦略コンサルティングの費用は大きく変動し、ピンキリだといえます。費用は何によって決まるのでしょうか。

コンサルタントのスキル・経験・実績がどの程度か?

コンサルタントの実績・経験が豊富な場合、コンサルティング費用も大きくなります。市場で評判の高いコンサルティング会社や指名が多く出るコンサルタントの場合も総じて単価が上がります。

コンサルタントの人数は何人か?

プロジェクトに参加するコンサルタントの人数や、規模が大きくなればその分費用は大きくなります。少人数で対応できる場合はコストを抑えることもできます。ITコンサルタントが多くサポートする場合、システム開発やアプリケーション改修に着手することが多くなるので費用が高くなりがちです。コンサルティング費用を安く抑えたとしても外部のフリーランスエンジニアや開発会社を使うことになれば委託費用も追加でかかってきます。

コンサルティングファームのブランド力がどれほどあるか?

コンサルティングファームは3つに分類することができ、それぞれによって単価が変わります。

大手コンサルティング会社

大手コンサルティング会社は日本全国、グローバルへの展開をしている場合が多いので費用が高くなります。また、コンサルタントの保有人数が多いということも費用が高くなる要因の一つです。

小規模コンサルティング会社

小規模コンサルティングの会社では参加するコンサルタントが1名の場合が多く、フリーランスのコンサルタントも存在します。そのため、プロジェクト型であってもコンサルタントが一名というケースが多くなります。手がけるプロジェクトにもよりますが比較的コストは抑えられます。

独立系コンサルティング会社

独立系コンサルティング会社では中小企業のサポートを中心に行います。日本の商習慣に詳しいことが多く、業界に特化しているコンサルタントであれば業界内での評判に関する情報も多数保有しています。

法人に依頼するか個人に依頼するか?

戦略コンサルティングをコンサルティング会社に依頼するか、フリーランスのコンサルタントに依頼するかによっても変わります。支援内容にはよるものの、一般的には、フリーランスに依頼した方が柔軟に対応してもらえる上に、コストカットできるため、費用が安くなりやすいです。

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国内コンサルティングファームの料金相場

大手コンサルティング会社

大手コンサルティング会社はグローバル展開しているのが特徴です。数千名規模のコンサルタントがおり、プロジェクトによっては複数のコンサルタントが参加し企業の課題を解決に導きます。

大手コンサルティング会社の費用相場は下記の通りです。

1時間のアドバイスの場合10万円以上
3か月程度のプロジェクトの場合2,000~3,000万円
一年近い長期プロジェクトの場合1億円以上
アドバイザリー契約の場合100万円以上/月

※参考2

小規模コンサルティング会社

小規模コンサルティング会社は大手コンサルティング会社と比べると下記のように費用相場は低めです。

プロジェクト契約の場合120~400万円/年
時間契約・スポットコンサルの場合1.5~3万円/時間
アドバイザリー契約の場合3~5万円/月

小規模コンサルティング会社では専門分野が限定されがちなのであらゆる経営相談に対応できるとは限らないので財政面からなど項目に分けてアドバイスすることもあります。

その場合の費用は下記の通りです。

税理士からのアドバイスを受ける場合月額顧問料:約3万円/月決算報酬:約20万円/ 年
社労士からアドバイスを受ける場合21,000~168,000円/月

これらの金額はコンサルティングの内容により相場は変化します。

※参考3,4

独立系コンサルティング会社

プロジェクト契約の場合180~550万円/年
時間契約・スポットコンサルコンサルの場合1時間3~5万円/時間
アドバイザリー契約の場合月間20~30万円/月

独立系コンサルティング会社は、主に中小企業を対象としており、幅広い分野に精通したコンサルタントを抱えているのが特徴です。チーム制のプロジェクトを採用する場合、料金は高くなります。半年契約のプロジェクト(コンサルタントが30名以下)で、最低料金は90万円です。

※参考5

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戦略コンサルティングの依頼をする場合の料金に関する3つの注意点

コンサルティングの単価を確認する

戦略コンサルティングの依頼をする際に注意するべきことは、コンサルティングの単価を確認することです。コンサルティングの費用は、プロジェクト型だと基本的に「関与時間」×「単価」で算出されるシンプルな方式です。単価は関与するコンサルタントの役職によって決まり、会社ごとに変化します。

コンサルティングファームにはマーケティングや人事などの特定のテーマに特化した専門ファームなどコンサルティング会社は東京だけでも1000社以上あります。会社ごとにも単価は変わり、コンサルタントの能力によっても単価は変化してくるので確認が重要です。

契約期間を明確にする

上記のプロジェクト型でも登場しましたが、コンサルタントの関与時間はあらかじめ決めておく必要があります。それは、上記の費用計算方法である「関与時間」×「単価」が関係しており、関与時間はコンサルティングの料金に大きく関係するからです。この関与時間は、「コンサルティング会社が検討の難しさをどのように認識しているか」によって決められます。顧客のニーズにこたえるためコンサルティング会社も依頼から難しさを図り、期間のある程度のめどを立てます。依頼する内容をコンサルティング会社が組み間違えていた場合、進め方が全く異なる場合もあり、必要以上に関与時間を見積もる場合があります。

そのため、コンサルティング費用に不透明さを感じさせてしまうというトラブルが生じます。そのようなトラブルを防ぐためにも、ある程度契約期間を明確にすることをお勧めします。

依頼する内容を明確にする

コンサルティングを依頼する際に重要となってくるのが依頼目的の明確化です。企業が作成した依頼内容をよく確認すると、どこまで深く検討するべきなのかコンサルタントとの認識がずれてしまうような場合があります。そのため、必要以上にコンサルティングの費用が掛かってしまうことがあります。何をゴールとするかの認識がコンサルタントとずれてしまうとその時点で提案金額が大きく変化してきます。依頼する際には5W1Hを活用するとよいでしょう。

依頼することによって企業が抱えている問題をを解決するということが重要ですので、目的をコンサルタントに明確に伝えるということがスタートです。

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まとめ

戦略コンサルティングの依頼を検討する際には、経験など様々な点を考慮する必要があります。その中でも、費用について考える際は、まず、料金が決まるポイントを覚えましょう。そして、実際に依頼するときの費用の目安や気を付けるべきポイントなどに留意しましょう。コンサルタントは企業の将来を支えてくれる大切な人材です。しっかりと検討した上で契約を決める必要があるでしょう。

ビズブリッジでは、外部人材の紹介サービスを比較することができるので、是非お問い合わせください。

引用・参考URL

・参考1:コンサルティングの費用と料金相場【2022最新版】
・参考2:コンサルタントの費用相場は?報酬の決め方や個人と大手の違いを解説
・参考3:税理士顧問料の相場は月額3万円!安い税理士と高い税理士の決定的な違い
・参考4:社会保険労務士(社労士)費用相場 顧問料・単発依頼の報酬一覧
・参考5:コンサルティングの費用と料金相場【2022最新版】 

この記事の修者

中村 慎也 (アークワードコンサルティング 代表)

大学卒業後、シスコシステムズにてパートナー企業開発や金融業界向けコンサルティングセールスに従事。その後、人材業界大手のインテリジェンス(現パーソルキャリア)でIT業界向け人材紹介や転職サイト「doda」の立ち上げを経験。ヘッドハンティングでWeb系スタートアップの取締役を歴任した後、2018年にアークワードコンサルティングを創業。IT/Webと人材領域の知見を活かし、Web戦略から施策実行・継続改善まで総合的に支援。フリーランスや副業など多様な人材活用分野で10年以上のマーケティング支援実績を持つ。

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