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汎用系エンジニアがフリーランスになるには?単価・年収・在宅・案件の実態を徹底解説

働き方が多様化した現代において「汎用系エンジニアとしてフリーランスになれるのか?」と疑問を感じている人もいることでしょう。実際、COBOLやPL/Iなどのレガシー技術を扱う汎用系エンジニアは、需要がある一方でフリーランス情報が少なく、不安に感じる人は少なくありません。フリーランスは会社員よりも自由度の高い働き方ができるだけではなく、単価や年収、在宅勤務の可能性、案件の探し方など大きく異なります。

本記事では、汎用系エンジニアがフリーランスとして独立するための具体的なステップ、収入事情、在宅の可否、案件の種類や獲得方法を解説します

・汎用系エンジニアフリーランスは在宅で働ける?
・汎用系エンジニアフリーランスの仕事内容は?
・汎用系エンジニアフリーランスに必要なスキルは?
・汎用系エンジニアフリーランスの案件単価は?

そのほか、実際の案件例やフリーランスとして働くメリット・デメリットについても解説していくため、フリーランスの汎用系エンジニアに興味関心を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

汎用系エンジニアとは?

汎用系エンジニアとは、主に大規模な基幹システムで使用される汎用機(メインフレーム)を対象に、設計・開発・運用・保守を行う技術者のことです。銀行や保険、官公庁などミッションクリティカルな業務で使用されるため、高い信頼性と安定性が求められます。近年はクラウドやオープン系への移行も進んでいますが、長年稼働している汎用機の保守や改修、データ移行などのニーズは根強く残っています。

ここでは、汎用系エンジニアの仕事内容やフリーランスの需要・将来性について確認しましょう。

汎用系エンジニアの仕事内容

汎用系エンジニアの主な仕事内容は、COBOLやPL/Iといった言語を用いた基幹システムの開発・保守です。銀行や保険などの金融業界を中心に、取引処理や顧客管理、会計業務などを担う大規模システムの安定運用が求められます。作業内容は、新規開発だけでなく、既存システムの改修やエラー対応、バッチ処理の最適化など多岐にわたります

また、長年にわたって運用されているシステムが多いため、詳細な仕様書が存在しないケースもあり、リバースエンジニアリングのスキルも必要です。信頼性重視の現場では、地道な作業の正確さや論理的な思考力が重視されます。

フリーランスの需要や将来性

汎用系エンジニアのフリーランスに対する需要は、現在も安定して存在しています。特に、COBOLをはじめとしたレガシー技術に精通するエンジニアの数が年々減少しているため、代替要員としてのニーズは非常に高まっています。また、大手金融機関や行政機関などは、簡単にシステムを刷新できない事情があるため、保守や改修、データ移行において熟練した技術者が必要とされています。加えて、モダナイゼーション(レガシー刷新)を推進する企業では、古い技術と新しい技術の橋渡しができる人材が求められており、将来的にも価値が高まる分野といえるでしょう。

汎用系エンジニアフリーランスの案件種類

フリーランスの汎用系エンジニアに依頼される案件は、主に長期的で安定した運用が求められる大規模システムに関するものが中心です。特に金融や官公庁といったミッションクリティカルな業種では、基幹システムの保守や改修といった継続的な作業が不可欠となっており、経験豊富な技術者に対する需要が高いのが特徴です。また、近年ではレガシーシステムから新しいプラットフォームへの移行プロジェクトも増加しており、COBOLや汎用機の知識と、モダン技術の両方に対応できる人材が重宝されています。

ここでは、汎用系エンジニアフリーランスの代表的な案件の種類を紹介します。

金融系基幹システムの保守・改修

金融機関では、勘定系や情報系といった基幹システムが長年汎用機で運用されており、これらの安定稼働を支える保守・改修業務はフリーランスにも頻繁に発注されています。作業内容は、定例バッチの調整や障害対応、法改正に伴うシステム改修など多岐にわたり、COBOLやJCLといった汎用機向けのスキルが必須です。ミスの許されない環境での作業となるため、過去の運用履歴やコードを読み解く力が求められます。

また、リモート対応は限定的ながら、継続的な発注が見込めるため、安定した働き方を希望するフリーランスには魅力的な分野です。

官公庁向け業務アプリの運用支援

官公庁や自治体でも汎用系システムは広く使われており、その業務アプリケーションの運用支援はフリーランス案件として根強いニーズがあります。税務処理、年金管理、住民情報管理など、公共性の高いデータを扱うため、正確な運用と障害時の迅速な対応が必要です。作業はオンサイトが基本で、開発・保守に加え、ドキュメント整備やユーザー対応まで幅広く任されることもあります。

また、官公庁案件では契約更新が年単位で安定性が高く、公共事業特有の運用ルールに慣れている人にとっては継続しやすいフィールドといえるでしょう。

レガシーから新システムへの移行対応

近年、多くの企業や行政機関が、長年運用してきたレガシーシステムからオープン系の新システムへの移行を進めています。この中で、COBOLやJCLなど旧システムの構造を理解し、JavaやC#などの最新言語へ仕様を置き換える「橋渡し役」として、汎用系エンジニアのスキルが重宝されているのです。業務内容は、旧コードの解析や設計書の再構成、移行テスト、データ変換など多岐にわたり、汎用機と新システムの両方に精通している人材が特に求められます。このような移行プロジェクトは長期化する傾向があり、一定期間の安定収入を確保しやすい点もフリーランスにとって大きな魅力です。

汎用系エンジニアフリーランスの単価・年収相場

フリーランスとして活動する汎用系エンジニアは、案件の内容やスキルレベルに応じて報酬に大きな差が出る職種です。COBOLなどのレガシー技術を扱えるエンジニアの希少価値は年々高まっており、特に保守や改修、モダナイゼーション関連の案件では高単価が期待できます。会社員よりも年収アップを実現できる可能性もありますが、そのためには自身のスキルを適切にアピールし、案件を選定する戦略が必要です。

ここでは、汎用系エンジニアフリーランスの単価相場や会社員との比較、高単価案件を獲得するためのポイントについて解説します。

フリーランスの単価相場

汎用系エンジニアのフリーランス案件では、月額単価の相場はおおよそ60万円程度が一般的です。保守・運用など下流工程に特化した案件では50万〜60万円前後が多い一方で、要件定義や設計といった上流工程を担当できる人材には70万円以上の案件も存在します

また、COBOLからJavaへの移行プロジェクトなど、レガシー技術とモダン技術の両方に対応できる人材には、月90万円以上の高額報酬が提示されることもあります。経験年数だけでなく、即戦力としてのスキルや実務実績が単価を左右するため、スキルシートの充実も重要です。

会社員との比較

会社員としての汎用系エンジニアの平均年収は約500万円といわれています。大手SIerや金融系のシステム子会社に勤めていれば比較的安定した収入が得られますが、給与体系は年功序列の傾向が強く、スキルや実績が即座に収入へ反映されにくい一面があります。

一方でフリーランスであれば、月60万円の案件を継続して受けた場合、年収は単純計算で700万円以上に到達し、スキル次第では1,000万円を超えることも可能です。ただし、営業や経理、税務対応なども自分でこなす必要があり、可処分所得や働き方の自由度をどう捉えるかが判断の分かれ目になります。

高単価案件を獲得するコツ

汎用系エンジニアとして高単価案件を獲得するためには、技術力の高さに加え、「付加価値のあるスキル」を持っていることが重要です。例えば、上流工程(要件定義・基本設計)の経験や、モダナイゼーションに関する知識、プロジェクトマネジメントスキルなどは非常に評価されます。

また、単にCOBOLが書けるだけでなく、既存システムの構造を把握し、業務フローまで理解して改善提案ができる人材は重宝されます。スキルシートを充実させるだけでなく、フリーランスエージェントとの信頼関係を築くこと、面談での自己PRを磨くことも、継続的に高単価案件を得るうえで欠かせないポイントです。

汎用系エンジニアは在宅・リモートで働けるのか?

近年、多くのITエンジニアが在宅勤務やリモートワークを取り入れる中で、「汎用系エンジニアにもリモート案件はあるのか?」と疑問に思う人は少なくありません。結論から言えば、汎用系の現場ではオンサイトが主流であるものの、案件によっては一部リモート対応が進んでいる事例もあります

ただし、システムの特性やセキュリティ要件から制約が多く、在宅勤務のハードルはやや高めです。ここでは、汎用系エンジニアにおけるリモートワークの現状、在宅可能な業務内容、そして在宅勤務を実現するための工夫について解説します。

リモート対応の現状

汎用系システムの多くは、金融機関や官公庁など高いセキュリティが求められる環境で運用されています。そのため、システムの操作やソースコードへのアクセスが厳格に制限されており、客先常駐が基本とされているケースが依然として多数を占めます

また、古い体質の組織では「出社=仕事」という文化が根強く残っているため、リモート対応の導入が進みにくいのが現状です。ここ数年で一部の現場でリモート対応が試験的に行われるようになったものの、汎用系エンジニアはその仕事内容から他のエンジニアよりもリモートワークのハードルが高いといえるでしょう。

在宅可能なケース

完全リモートが難しいとされる汎用系業務の中でも、一部には在宅勤務が可能なケースがあります。例えば、実機へのアクセスを伴わない設計書の作成やコードレビュー、マニュアル整備といったドキュメント中心の作業は、自宅から対応できることが多いです。

また、ベンダーや大手SIerの中には、VPN環境やリモートデスクトップ経由で汎用機に接続できる仕組みを整えている企業もあり、信頼関係が構築された中長期案件では段階的に在宅へ移行できる場合もあります。在宅希望の際は、業務内容やセキュリティ体制をしっかり確認することが大切です。

リモート勤務を実現するための工夫

汎用系エンジニアがリモート勤務を実現するためには、クライアント側の信頼を得ることと、自身の業務環境を整えることがカギとなります。

まずは、現場に常駐しながら実績を積み上げ、「この人なら在宅でも任せられる」と思ってもらえる関係を築くことが重要です。また、リモート接続に必要なセキュリティ機器の導入(VPN、暗号化通信、シンクライアントなど)や、情報漏えいリスクへの対策も必須となります。業務の属人化を避け、成果物や進捗を明確に共有する姿勢も信頼を高める要素になります。案件参画時からフルリモートで働くのではなく、段階的に在宅へ移行することを提案するのも方法のひとつといえるでしょう。

汎用系エンジニアフリーランスの案件獲得方法

汎用系エンジニアがフリーランスとして安定的に仕事を続けていくには、継続して案件を確保できる手段を持つことが不可欠です。そのため、単に案件サイトを眺めるだけではなく、複数のチャネルを併用して効率よく案件を探すことが求められます。

ここでは、汎用系エンジニアフリーランスの代表的な案件獲得方法を紹介します。

フリーランス向けエージェントの活用

フリーランスとして活動を始める際、最も効率的かつ信頼性の高い案件獲得手段が、フリーランス向けエージェントの活用です。汎用系のようなニッチな分野でも、COBOLや汎用機経験を求める企業は一定数あり、エージェント経由で非公開案件を紹介されることも多くあります。エージェントは契約交渉や単価調整も代行してくれるため、営業に不慣れな人でも安心してスタート可能です。

また、長期契約につながる案件も多く、安定した収入源を確保するうえでもおすすめです。特定のエージェントに限らず、複数登録しておくと案件情報へアクセスできるチャンスを広げられるでしょう。

クラウドソーシングや求人サイトの利用

クラウドソーシングや一般的な求人サイトも、汎用系フリーランスが案件を見つけるための有効な手段のひとつです。特に、業務委託や副業的なポジションを探す場合には、クラウドワークスやランサーズなどをチェックすると、設計補助やドキュメント作成、テスト支援といった限定的な作業が委託されている案件が見つかることもあります。

ただし、汎用系のフルタイム案件は掲載数が限られるため、検索条件やキーワード設定を工夫する必要があります。実績が少ないうちは、小規模な案件で信用を積み上げてから本格的な案件にチャレンジするのも戦略といえるでしょう。

SNSや人脈を活かした紹介案件

SNSや過去の職場の人脈を活かした案件紹介は、フリーランスで活動する汎用系エンジニアにおすすめの案件獲得手段です。X(旧Twitter)やLinkedIn、Qiitaなどで技術的な知見や実績を発信することで、企業担当者の目に留まり、仕事の依頼につながることもあります。

また、汎用系の現場では長期常駐やチーム単位での業務が多いため、過去に一緒に働いた同僚や上司から声がかかるケースも少なくありません。こうした「信頼ベース」の紹介案件は、条件交渉がしやすく、継続性も高い傾向があります。紹介が発生しやすいよう、普段から関係性を保ち、近況報告をこまめに行っておくと良いでしょう。

汎用系エンジニアフリーランスの実際の案件例

ここでは、汎用系エンジニアフリーランスの実際の案件例を紹介します。
求められるスキルや経験について確認していきましょう。

【Java/AS/400】販売管理システム再構築の求人・案件

月額報酬~550,000円/月
勤務地丸の内(東京都)
勤務期間長期案件
稼働率週5日
業務内容Java/AS/400を用いた販売管理システムの再構築業務において、主に基本設計〜単体テストを担当。
求めるスキル・基本設計以降の工程経験
・Javaを用いたWebシステム開発経験

【COBOL/一部リモート】基幹システム改修の求人・案件

月額報酬~550,000円/月
勤務地豊田市(愛知県/一部リモート)
勤務期間長期案件
稼働率週5日
業務内容基幹システムの改修において、実装以降の作業フェーズを担当。
求めるスキル・COBOLを用いた開発経験
・ShellScriptを用いた開発経験

【COBOL】行政向けパッケージ追加開発の求人・案件

月額報酬~550,000円/月
勤務地福岡空港(福岡県)
勤務期間長期案件
稼働率週5日
業務内容COBOLを用いて、行政向けパッケージ開発において、開発からテストまでの工程を担当。
求めるスキル・COBOLを用いた開発経験が4年以上
・Acrocityの開発経験

汎用系エンジニアがフリーランスになるまでのステップ

汎用系エンジニアとしてフリーランスを目指すには、着実な準備が必要です。特にCOBOLやJCLなどのスキルはニッチでありながら、実務経験が重視される分野のため、未経験や準備不足のまま独立しても、案件の獲得や継続的な受注が難しくなるため要注意です。逆に、ステップを踏んで計画的に準備すれば、長期案件や高単価の仕事に結びつきやすく、安定したキャリアを築けます。

ここでは、汎用系エンジニアがフリーランスとして独立するためのステップを順に解説していきます。

ステップ1:会社員として経験と実績を積む

汎用系エンジニアとしてフリーランスになるには、まず会社員としての実務経験が不可欠です。汎用機は長年にわたり運用されているシステムが多く、仕様書が整っていない環境で作業を求められることも多いため、実地経験の中での理解力や応用力が重視されます。COBOLやPL/I、JCLなどの技術習得に加え、システム運用、保守、障害対応といった一連の業務を経験することで、現場で通用するスキルが身につきます。

特に、金融機関や官公庁など大規模システムのプロジェクトに関わることで、フリーランスとしての信用力が大きく高められるでしょう。

ステップ2:ポートフォリオ・スキルシート作成

フリーランスとして案件を受注するためには、これまでの経験やスキルを明確に伝えるポートフォリオやスキルシートの作成が必須です。汎用系エンジニアの場合、見た目の派手さよりも「何年どんな工程で関わったか」「どの言語・環境でどのような役割を担ったか」といった実績の明確化が重要です。

また、保守・運用だけでなく要件定義や設計に携わった経験があれば、それをしっかり記載しましょう。加えて、業務知識(金融・公共など)や、移行プロジェクト経験などもアピールポイントになります。実名案件でなくとも、概要ベースで構わないため、積極的にまとめておくことが大切です。

ステップ3:案件探しと面談の準備

スキルが整ったら、次は案件探しと面談に向けた準備です。フリーランスエージェントへの登録をはじめ、求人サイトや知人からの紹介など複数のルートで案件を探すと効率的です。汎用系案件は非公開求人が多く、登録後に初めて紹介されるケースが多いため、まずは複数のエージェントと面談して自分の希望条件を共有しておくとよいでしょう。面談時には、技術面だけでなくコミュニケーション力や責任感も評価されるため、過去の経験を簡潔に説明できるよう準備しておくことが大切です。質疑応答を想定した練習も行い、信頼感を与える対応を心がけましょう。

ステップ4:契約・業務開始後の注意点

フリーランスとして案件を受注し、業務がスタートした後も、注意すべき点は存在します。特に会社員と異なり、税務処理や保険の手続き、収支管理などを自分で行う必要がある点は大きな違いです。開業届や青色申告の準備、国民年金や国保への切り替え、所得税・消費税の申告など、独立後は事務作業も増えます。

また、請求書発行や契約書の管理、トラブル時の対応なども自己責任になるため、リスク管理の意識を持つことが重要です。可能であれば税理士と契約し、専門的な部分はプロに任せることで、安心して本業に集中できる体制を整えると良いでしょう。

汎用系エンジニアフリーランスに関するよくある質問

汎用系エンジニアとしてフリーランスを目指すにあたって、「未経験からでも独立できるのか」「副業で始めることは可能か」「複数案件を同時にこなすことはできるのか」など、さまざまな疑問を抱える方は少なくありません。特に汎用系は専門性が高く、他のIT分野と異なる働き方や文化も存在します。

ここでは、汎用系エンジニアフリーランスに関するよくある質問についてQ&A形式で解説します。

未経験でもフリーランスになれる?

結論から言えば、汎用系エンジニアとして完全な未経験からフリーランスになるのは非常に難しいのが現実です。COBOLやJCLなどの言語は実務経験を前提とした案件がほとんどで、即戦力を求められる場面が多くなっています。

まずは会社員として数年間、基幹系システムの保守・運用・開発などに従事し、実務スキルと業務知識をしっかりと身につけることが重要です。どうしてもフリーランスにこだわる場合は、サポート的なポジションやテスト・資料作成業務からスタートする方法もありますが、業界特有のルールや文化に慣れるには一定の現場経験が欠かせません。

複数案件の同時進行は可能?

汎用系エンジニアが複数の案件を同時にこなすことは、基本的には難しい場合が多いです。その理由は、汎用機を扱う現場の多くが客先常駐型であるため、勤務時間やセキュリティ面で柔軟な働き方が制限されがちだからです。

また、業務範囲が広く、システム全体の安定稼働を支える役割が求められるため、集中力と責任が必要とされます。ただし、週2〜3日勤務や時間制限付きの案件がある場合や、設計レビューやドキュメント作成といった補助的業務であれば、複数案件を並行できる可能性もあります。そのほか、フリーランスの汎用系エンジニアとして働きつつ、自由度の高いライターや稼働日数の少ないコンサルタントなどのように、別の職種を組み合わせて複数案件で稼働することも方法のひとつです。複数案件を同時進行で進める際は、自身のスケジュール管理と作業範囲の見極めが成功のカギとなるでしょう。

副業として始めるにはどうすればいい?

汎用系エンジニアとして副業を始めるには、まず本業に支障をきたさない業務範囲で副業案件を探すことが大前提です。数は多くありませんが、週1〜2回の稼働で対応可能な小規模案件や、設計書レビュー・マニュアル整備などのリモート業務を選ぶことで、会社員としての勤務と両立しやすくなります。

また、汎用系の副業案件は少数ではあるものの、エージェントや知人からの紹介、あるいはクラウドソーシングで「COBOL」「JCL」などのキーワードで絞り込むことで見つかることもあります。副業解禁の社内ルールを確認し、トラブルを避けるためにも契約形態や作業時間を明確にしておくことが大切です。

まとめ

この記事では、汎用系エンジニアフリーランスの仕事内容や実際の案件例、案件の獲得方法について解説しました

・汎用系エンジニアフリーランスの仕事内容
・汎用系エンジニアフリーランスの年収・単価相場
・汎用系エンジニアフリーランスの実際の案件例
・汎用系エンジニアフリーランスの在宅案件事情

汎用系エンジニアは、COBOLやJCLといったレガシー技術のスキルを活かし、フリーランスとしても高い需要があります。特に金融や官公庁など安定した業界での案件が多く、単価や年収も比較的高水準です。在宅勤務には一定の制約があるものの、設計やドキュメント作成など限定的な業務であればリモートも可能です。フリーランスとして安定したキャリアを築くには、実務経験と信頼関係の構築が不可欠です。これからフリーランスの汎用系エンジニアとして働きたい人は、ぜひ本記事を参考に自分のスキルを見直し、戦略的に独立を目指しましょう。

引用・参考URL

参考:ランサーズ公式サイト
参考:クラウドワークス公式サイト
参考:国税庁 | 平均給与
参考:AKKODiS | 汎用機系エンジニア
参考:フリーランススタート | 汎用機エンジニアの年収は?汎用機エンジニアの仕事や年収アップに必要なスキルを解説
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 【Java/AS/400】販売管理システム再構築の求人・案件
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 【COBOL/一部リモート】基幹システム改修の求人・案件
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 【COBOL】行政向けパッケージ追加開発の求人・案件

この記事の修者

中村 慎也 (アークワードコンサルティング 代表)

大学卒業後、シスコシステムズにてパートナー企業開発や金融業界向けコンサルティングセールスに従事。その後、人材業界大手のインテリジェンス(現パーソルキャリア)でIT業界向け人材紹介や転職サイト「doda」の立ち上げを経験。ヘッドハンティングでWeb系スタートアップの取締役を歴任した後、2018年にアークワードコンサルティングを創業。IT/Webと人材領域の知見を活かし、Web戦略から施策実行・継続改善まで総合的に支援。フリーランスや副業など多様な人材活用分野で10年以上のマーケティング支援実績を持つ。

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