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セキュリティエンジニアのフリーランスとは?仕事内容や年収、案件の探し方を解説!

近年、サイバー攻撃の巧妙化により、企業のセキュリティ対策はますます重要視されています。それに伴い、専門知識を持つセキュリティエンジニアの需要が高まり、正社員だけでなくフリーランスとして活躍する人も増加中です。本記事では、セキュリティエンジニアフリーランスの仕事内容や案件の獲得方法、報酬の目安について詳しく解説します。
・セキュリティエンジニアフリーランスは在宅で働ける? ・セキュリティエンジニアフリーランスの仕事内容は? ・セキュリティエンジニアフリーランスに必要なスキルは? ・セキュリティエンジニアフリーランスの案件単価は? |
そのほか、実際の案件例やフリーランスとして働くメリット・デメリットについても解説していくため、セキュリティエンジニアフリーランスに興味関心を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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INDEX
セキュリティエンジニアとは?
セキュリティエンジニアは、企業や組織の情報資産をあらゆる脅威から守る専門職です。ITシステムの安全性を保つため、サイバー攻撃の防止や脆弱性対策、インシデント発生時の対応まで幅広い業務を担います。昨今ではクラウドサービスの普及やサイバー攻撃の高度化により、その役割はますます重要性を増しています。
ここでは、セキュリティエンジニアの仕事内容やフリーランスの需要について確認していきましょう。
セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアの主な仕事内容は、情報システムやネットワークの保護に関わる一連の業務です。具体的には、ウイルスや不正アクセスからの防御、ファイアウォールやIDS/IPSの設計・運用、脆弱性診断、ログ監視、インシデント対応などがあります。
また、セキュリティ製品の導入支援やセキュリティポリシーの策定も重要な仕事です。最近ではクラウド環境(AWS、Azure、GCPなど)のセキュリティ対策やゼロトラストの概念に基づいた設計業務など、専門性の高い業務も増えています。業務は技術面にとどまらず、社内教育やセキュリティ運用の体制整備に関わることもあり、技術力とマネジメント力の両方が求められます。
フリーランスの需要
セキュリティエンジニアのフリーランス需要は年々高まっています。その背景は、企業のサイバーセキュリティ対策が急務となっていることや、クラウド導入・DX推進によって専門スキルを持つ人材の確保が困難になっているからです。特に、脆弱性診断やインシデント対応、クラウドセキュリティ構築など高い専門性が求められる分野では、短期間で即戦力を求める企業からフリーランスに対するニーズが強くなっています。
また、リモートワークの普及により、場所に縛られずに活動できる案件も増えており、経験豊富なセキュリティエンジニアにとっては高単価かつ柔軟な働き方が実現しやすい状況となっています。
セキュリティエンジニアフリーランスの案件種類
セキュリティエンジニアがフリーランスとして携わる案件は多岐にわたり、技術的な専門性が高いことが特徴です。企業によっては既存のセキュリティ体制の強化を目的とした支援を求める一方、ゼロからの体制構築を委託するケースもあります。クラウド環境の普及やサイバー攻撃の巧妙化により、求められるスキルセットは高度かつ多様化しており、それに伴い案件も専門領域ごとに細分化されています。
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスの代表的な案件の種類を紹介します。
- 脆弱性診断・ペネトレーションテスト
- セキュリティ対策導入支援
- インシデント対応支援・CSIRT構築
- セキュリティポリシー策定・監査支援
- クラウドセキュリティ設計・構築
1. 脆弱性診断・ペネトレーションテスト
脆弱性診断やペネトレーションテスト(侵入テスト)は、システムやネットワークのセキュリティ上の弱点を洗い出すための重要な業務です。これらの案件では、専門ツールを用いて疑似攻撃を行い、セキュリティホールを検出し、改善策を提案します。Webアプリケーション、社内ネットワーク、クラウド環境など、対象は多岐にわたります。
特に金融、医療、行政機関など高セキュリティが求められる業界では、こうした業務を外部のフリーランスに依頼するケースが多く、高単価かつ短期間のスポット案件として人気があります。
2. セキュリティ対策導入支援
WAF(Web Application Firewall)、EDR(Endpoint Detection and Response)、SIEM(Security Information and Event Management)などのセキュリティ製品を導入する案件もフリーランスに多く依頼されます。これらの案件では、企業の要件に応じて最適なソリューションを選定し、導入設計から設定、運用支援までを一貫して行います。製品知識と実務経験が重視され、セキュリティアプライアンスやクラウドサービスと連携させる技術力も必要です。導入後の社員教育や運用マニュアル作成まで担当することもあり、総合的なセキュリティ知識が武器となる分野です。
3. インシデント対応支援・CSIRT構築
サイバー攻撃や情報漏洩といったインシデント発生時の対応支援、またはCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の構築・整備を行うこともセキュリティエンジニアの仕事です。初動対応、原因調査、再発防止策の提案までを一貫して行う業務は、即応力と高い判断力が求められます。企業によっては、インシデントが発生してから緊急で支援を求めるケースもあり、短期間で高報酬となることも少なくありません。CSIRT構築に関しては、ポリシー設計やチーム体制、フロー整備まで含まれるため、マネジメントスキルも重視されます。
4. セキュリティポリシー策定・監査支援
情報セキュリティに関する社内ポリシーの策定や、各種セキュリティ監査(ISMS、SOC、Pマークなど)への対応支援は、特にコンプライアンスを重視する企業で多く発生しています。これらの案件では、制度的・運用的な視点からの支援が求められるため、法令やガイドラインに対する理解が必要です。
また、経営層や関係部門との連携も頻繁に発生するため、ヒアリング力やドキュメント作成スキル、説明能力が重視されます。技術職というよりは、セキュリティコンサル寄りのスキルが生かされる分野です。
5. クラウドセキュリティ設計・構築
AWSやAzure、GCPといったクラウドサービスの普及に伴い、クラウドセキュリティに特化した設計・構築案件も増加しています。
特にゼロトラストアーキテクチャの導入支援、アクセス制御、暗号化、ログ管理など、クラウドに特有の課題に対応できる技術力が重視されます。インフラ設計やIaC(Infrastructure as Code)と連携するケースもあり、クラウドエンジニアとしての経験とセキュリティの知見を兼ね備えたフリーランスにとっては非常に有利な領域です。企業のクラウドシフトに伴い、長期的な案件も多い傾向にあります。
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セキュリティエンジニアフリーランスの年収・単価相場
サイバー攻撃の高度化やクラウド導入の加速により、企業のセキュリティ対策は急務となっています。それに伴い、即戦力として活躍できるフリーランスのセキュリティエンジニアへの需要も年々高まっており、報酬水準も上昇傾向にあります。
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスの年収・単価相場、会社員との比較や高単価案件を獲得するコツを確認しましょう。
フリーランスの年収・単価相場
フリーランスのセキュリティエンジニアは、案件単価の幅が広く、月単価ではおおよそ70万円〜80万円程度が相場とされています。
特にクラウドセキュリティやペネトレーションテスト、インシデント対応などの専門性が高い分野では、月100万円を超える案件も存在します。年収ベースでは、フル稼働であれば1,000万円〜1,500万円を目指すことも十分に可能です。案件は短期から長期まで幅があり、稼働スタイルによって柔軟な年収設計ができる点もフリーランスの魅力です。
正社員との比較
正社員のセキュリティエンジニアの平均年収は549万円程度ですが、役職や所属企業によっても大きく変動します。一方、フリーランスはスキルや実績次第で単価を自由に設定できるため、年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
ただし、フリーランスは収入が案件依存となるため、常に案件を確保し続ける必要があり、収入の安定性という面では正社員に軍配が上がります。また、福利厚生や教育支援制度がない点も含め、働き方の違いを理解した上で選択することが重要です。
高単価案件を獲得するコツ
高単価案件を獲得するには、まずは自分の専門分野を明確にし、実績とスキルをポートフォリオや職務経歴書でしっかりとアピールすることが大切です。特に、クラウドセキュリティ、ゼロトラスト、SOC/CSIRT経験、英語対応力などは市場価値が高く、差別化につながります。
また、フリーランス専門のエージェントに複数登録し、非公開案件へアクセスできる環境を整えておくことも重要です。定期的なスキルアップや資格取得(CISSP、CEH、AWS認定など)も信頼性を高め、高単価の継続受注につながる要因となります。
セキュリティエンジニアフリーランスの在宅・リモート案件事情
働き方の多様化が進む中、セキュリティエンジニアとしてフリーランスで在宅・リモートワークを選ぶ人が増えています。特に高度な専門性が求められるこの職種では、物理的な出社よりも成果重視の案件が多く、リモートでも十分に対応可能な業務が拡大しています。ただし、すべての案件が在宅対応とは限らず、守秘義務や通信環境などの条件を満たすことも重要です。
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスの在宅・リモート案件事情を解説します。
リモート対応可能な案件の傾向
フリーランスのセキュリティエンジニアにおいてリモートワークが可能な案件は、設計業務や脆弱性診断、ポリシー策定など、現場常駐を必要としない分析・コンサルティング系の業務に多く見られます。特にクラウドセキュリティやセキュリティアセスメントなどは、専用環境と通信手段が整えば在宅での対応が可能です。
一方、SOCのようなリアルタイム監視系やインシデント初動対応といった案件では、セキュアな環境が現場に限定されることが多く、常駐が求められる傾向にあります。
在宅で働くために必要な条件
在宅でセキュリティ案件に対応するには、高速かつ安定したインターネット環境、業務用のセキュリティ対策が施されたPC、そして作業を第三者に覗かれない物理的環境など、セキュリティ要件を満たす作業環境の構築が不可欠です。また、信頼性のある業務遂行能力が問われるため、実績や稼働中の報連相の徹底も重要です。
加えて、NDA(秘密保持契約)の順守はもちろん、ログ管理やアクセス制御など、企業が安心して任せられる環境と姿勢を整える必要があります。
フルリモート案件の探し方と注意点
フルリモートでの案件を探すには、フリーランス向けエージェントや求人サイトで「在宅可」「リモート対応」などの条件で絞り込むのがおすすめです。特にセキュリティ専門の案件を扱うエージェントでは、高単価かつリモート可能な案件が掲載されていることもあります。
ただし、案件によっては初期オンボーディング時のみ出社を求められる場合や、在宅環境の審査が行われるケースもあるため、事前に要件をしっかり確認することが重要です。リモート可でも時差対応が必要な海外案件などもあるため、柔軟な対応力も求められます。
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セキュリティエンジニアフリーランスになるには?独立のステップ
情報セキュリティ分野のニーズが高まる中、フリーランスとして独立するセキュリティエンジニアも増えています。会社に属さず自由な働き方を目指せる反面、独立には計画的な準備が必要です。専門スキルだけでなく、案件を獲得する営業力、信頼を築く実績、そして税務や契約の知識まで幅広い準備が求められます。
ここでは、フリーランスへの転向ステップから必要な準備、独立前にやるべきことを解説します。
フリーランス転向の流れ
セキュリティエンジニアがフリーランスになるには、まず在職中に今後のキャリアプランを明確にし、独立後に携わりたい業務領域や案件タイプを決めましょう。そのうえで、自身のスキルや経験が市場ニーズと合致しているかを確認し、必要に応じて強化を行います。
次に、案件の探し方や契約・請求の流れ、税務処理などフリーランス特有の知識を学びながら、退職後にスムーズに案件受注できるよう準備を進めます。エージェントへの事前登録や業務委託契約のテンプレート取得なども早めに行うと安心です。
必要な準備
フリーランスのセキュリティエンジニアには、技術スキルだけでなく実務経験と信頼性のある実績が重要です。WAFやEDR、SIEMなどの導入・運用経験、脆弱性診断、インシデントレスポンス、クラウドセキュリティ対策といった専門性の高いスキルは案件選定において強みとなります。
また、資格(CISSP、情報処理安全確保支援士、CEHなど)も信頼度を高めるポイントになります。これらに加えて、要件定義や顧客提案の経験も備えておくと、より上流工程の高単価案件にも参画しやすくなるでしょう。
独立前にやるべきこと
独立前に必ず整えておきたいのが、ポートフォリオと職務経歴書の整理です。これまでに関わったプロジェクトや成果、対応技術を明確にしておくことで、案件獲得時の説得力が増します。
また、フリーランスは営業活動が不可欠です。エージェント経由の登録準備だけでなく、SNSや勉強会などを活用したネットワーク構築も大切です。さらに、開業届の提出や青色申告の申請、会計ソフトの選定、インボイス制度への理解など、税務・契約関連の基本知識も早めに習得しておきましょう。
セキュリティエンジニアフリーランスの案件獲得方法
フリーランスのセキュリティエンジニアとして安定した収入を得るためには、継続的に案件を獲得することが重要です。高単価かつ自分に合った案件を得るには、複数の手段を活用するのが効果的です。
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスの代表的な案件獲得方法について解説します。
フリーランス向けエージェントの活用
フリーランス向けエージェントの活用は、案件探しにおいて最も一般的で効率的な方法です。セキュリティ分野に特化した案件を扱うエージェントも存在し、非公開求人や高単価案件を紹介してもらえるメリットがあります。
また、契約書のやり取りや単価交渉、支払いサイクルの調整などもエージェントが代行してくれるため、営業活動に不安がある人にもおすすめです。初めてのフリーランスでも、キャリアカウンセリングを通じて自身の強みを整理し、希望に合った案件に出会えることに期待が持てます。
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クラウドソーシングサイトの活用
クラウドソーシングサイトは、比較的短期・スポットの案件やリモート可能な仕事を見つけたいときに役立ちます。脆弱性診断やセキュリティチェックリスト作成、マルウェア解析など、小規模でも実績になる案件が多く、ポートフォリオづくりにも適しています。
また、即日受注可能な案件もあるため、空き時間の収益化にもおすすめです。ただし、単価が比較的低めであることが多いため、継続案件や長期契約を望む場合は、他の方法と併用するのが現実的です。
直接営業
企業への直接営業は、手間はかかるものの、仲介手数料が発生しないぶん高単価を狙いやすい方法です。過去のクライアントや人脈を活用して紹介を得るケースも多く、信頼関係を築ければ長期的な取引につながります。
また、自身の専門性をアピールする資料やブログ、SNSを活用することで、受注のチャンスが広がります。ただし、営業・契約・請求といった業務をすべて自力で行う必要があるため、事前に準備と覚悟が必要です。
セキュリティエンジニアフリーランスの実際の案件例
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスの実際の案件例を紹介します。
求められるスキルや経験について確認していきましょう。
【上流エンジニア】セキュリティシステム開発の求人・案件
月額報酬 | ~750,000円/月 |
勤務地 | 市ヶ谷(東京都) |
勤務期間 | 長期案件 |
最低稼働日数 | 週5日 |
職務内容 | セキュリティシステム開発において、要件定義~運用保守の作業を担当。 |
求めるスキル | ・セキュリティシステムの開発経験 |
【セキュリティ/フルリモート】セキュリティコンサルの求人・案件
月額報酬 | ~950,000円/月 |
勤務地 | 京都(京都府/リモートOK) |
勤務期間 | 長期案件 |
最低稼働日数 | 週5日 |
職務内容 | セキュリティコンサル案件において、主に下記作業を担当。 -クライアント企業のヒアリング -診断結果報告書の作成 -セキュリティ診断 -脆弱性診断 |
求めるスキル | ・セキュリティ診断、セキュリティインシデント対応経験 ・情報処理安全確保支援士としての実務経験 |
国内向け社内インフラ/セキュリティプロジェクト支援の求人・案件
月額報酬 | ~950,000円/月 |
勤務地 | 茗荷谷(東京都/リモートOK) |
勤務期間 | 長期案件 |
最低稼働日数 | 週5日 |
職務内容 | 国内の社内インフラ/セキュリティのプロジェクトにPMとして、下記業務を担当。 -ZscalerやSD-WAN周り -アーキテクチャの調整 -システム部分の繋ぎ -関係者の要望を拾い資料への落とし込み -関係者への共有し、懸念を出してもらい、課題にしていく -課題出しだけでなく、実行主体者にもなる -国外関係者とのミーティングや調整 |
求めるスキル | ・IT関連のコンサルティングの実務経験 ・未経験領域の課題に対しても積極的に取り組んだ実務経験 ・プレゼンテーション用資料作成の実務経験 |
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セキュリティエンジニアがフリーランスになるメリット
会社員としても安定した働き方ができるセキュリティエンジニアですが、フリーランスとして独立するにはどのような理由が挙げられるのでしょうか。
ここでは、セキュリティエンジニアがフリーランスになるメリットについて解説します。
高収入を目指せる
フリーランスのセキュリティエンジニアは、高度な専門知識と実務経験が求められることから、正社員と比較して高単価の案件を受注できる可能性が高いです。特に、脆弱性診断やCSIRT支援、クラウドセキュリティの構築といったニーズの高い分野では、月単価80〜100万円を超える案件も珍しくありません。高単価案件に長期で参画できれば、年収1,000万円以上も十分に目指すことが可能です。
このように、スキルと実績次第で、収入を大きく伸ばせるのがフリーランスの大きな魅力といえるでしょう。
自由な働き方が可能
フリーランスになることで、働く時間や場所を自分でコントロールできるようになります。在宅ワークやリモート案件も増加しており、ワークライフバランスを重視した働き方が実現可能です。業務時間を自分の生活スタイルに合わせて調整できるため、子育てや副業との両立も図りやすいのが特徴です。
また、契約先や案件内容を自分で選べるため、自身のキャリアや興味に合ったプロジェクトに集中できる環境も手に入ります。柔軟でストレスの少ない働き方を目指す人にとって、大きなメリットといえるでしょう。
スキルの幅が広がる
フリーランスとして複数の企業やプロジェクトを経験することで、特定の技術に限らず幅広いスキルの習得が可能です。例えば、ある案件では脆弱性診断、別の案件ではクラウド環境のセキュリティ設計といったように、毎回異なる課題に取り組む機会があります。これにより、最新技術へのキャッチアップや、新しいツール・フレームワークの導入経験などが積み重なり、より市場価値の高い人材へと成長できます。専門分野を深めながらも、総合的なセキュリティスキルを高められる点は、フリーランスならではの魅力です。
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セキュリティエンジニアがフリーランスになるデメリット
セキュリティエンジニアがフリーランスとして働くには、自由度や収入面での大きなメリットがある一方、独立ならではのリスクや負担も存在します。
ここでは、セキュリティエンジニアがフリーランスになるデメリットについて解説します。
収入が不安定になりやすい
フリーランスの最大の課題は、案件の受注状況によって収入が大きく変動する点です。長期案件が終了したあと、次の案件がすぐに見つからない場合、無収入の期間が発生する可能性もあります。
また、景気や市場ニーズの変化によって、セキュリティ案件自体が減少するリスクもゼロではありません。稼働率を安定させるには、複数の取引先を持ったり、定期的な営業活動を行うことが不可欠です。収入が保証されていないという点は、正社員との大きな違いであり、常にリスク管理が求められます。
エンジニア以外の仕事が発生する
フリーランスになると、セキュリティ対策の実務だけでなく、契約交渉、請求業務、営業、確定申告など、ビジネス運営に関わる業務もすべて自分でこなす必要があります。
特に営業活動では、自身のスキルや実績をアピールし、継続的に案件を獲得しなければなりません。また、契約内容の確認やトラブル対応など、法律・ビジネス的な知識もある程度求められます。こうした非エンジニア業務に時間や労力を割かなければならない点は、会社員時代にはなかった負担と感じられるでしょう。
社会保障・福利厚生が少ない
フリーランスは企業に雇用されていないため、厚生年金や健康保険、失業保険といった社会保障が限定的になります。また、住宅手当や交通費支給、研修制度など、正社員に付随する福利厚生も基本的には受けられません。そのため、自ら国民年金や国民健康保険に加入し、必要に応じて民間の保険を組み合わせる必要があります。
さらに、病気やケガで働けなくなった場合のリスクも高く、万が一の備えも自分で準備しなければなりません。こうした制度的な弱さは、独立の大きなハードルのひとつといえるでしょう。
セキュリティエンジニアフリーランスに関するよくある質問
フリーランスのセキュリティエンジニアとして働くことを検討している方の中には、「このスキルは他分野にも活かせるのか?」「将来性はあるのか?」といった不安や疑問を持つ人も少なくありません。
ここでは、セキュリティエンジニアフリーランスに関するよくある質問についてQ&A形式で解説します。
スキルはセキュリティ以外に活かせる?
セキュリティエンジニアが持つスキルは、セキュリティ分野に限らず、インフラエンジニアやクラウドエンジニア、DevOps、SRE(Site Reliability Engineering)などの関連分野にも十分に応用可能です。例えば、ネットワーク構成やサーバ構築の知識、脆弱性への対応能力、ログ解析などは幅広いシステム開発や運用現場で求められます。
また、セキュリティ意識を持った設計や実装ができるエンジニアは、プロジェクト全体の品質を高める存在として重宝されます。そのため、スキルの汎用性を活かして、他の職種やプロジェクトへの転身・対応も視野に入れることができる点は大きなメリットです。
将来性はある?
セキュリティエンジニアは、今後ますます重要性を増す職種です。サイバー攻撃が高度化・巧妙化し、個人情報保護やコンプライアンスの厳格化が進むなかで、企業にとってセキュリティ対策は避けて通れないテーマとなっています。また、クラウド移行やゼロトラストセキュリティ、IoT・AIなど新技術への対応においても、セキュリティの専門知識が不可欠です。政府や大手企業のセキュリティ投資も年々増加傾向にあり、フリーランスとしての需要も安定しています。長期的な視点でも、継続的に学びを深めながら働ける将来性のある職種だといえるでしょう。
未経験からでもフリーランスになれる?
未経験からフリーランスのセキュリティエンジニアになることは可能ですが、実務経験なしでいきなり独立するのはハードルが高いため、まずは正社員や契約社員として経験を積むのがおすすめです。基本的なネットワーク・OSの知識やLinux操作、セキュリティツールの使い方など、実務で求められるスキルを体系的に習得し、可能であれば脆弱性診断やインシデント対応のプロジェクトに関わるとよいでしょう。資格では「情報処理安全確保支援士」や「CompTIA Security+」などが評価される場合があります。地道に実績を積むことで、独立後も安定して案件を獲得できる土台を築くことが可能です。
まとめ
この記事では、セキュリティエンジニアフリーランスの仕事内容や実際の案件例、案件の獲得方法について解説しました。
・セキュリティエンジニアフリーランスの仕事内容 ・セキュリティエンジニアフリーランスの年収・単価相場 ・セキュリティエンジニアフリーランスの実際の案件例 ・セキュリティエンジニアフリーランスの在宅案件事情 |
セキュリティエンジニアの仕事内容は、企業の情報システムやネットワークに対する脅威から守るために、セキュリティ対策の設計・導入・運用・監視を行うことです。また、サイバー攻撃の増加やセキュリティ対策の重要性が高まっている現代において、即戦力として柔軟に対応できるフリーランスのセキュリティエンジニアへの需要が高まっています。
さらに、セキュリティエンジニアは高度な専門知識と実務経験が求められ、企業にとってセキュリティ対策の失敗が重大な損害につながるため、フリーランス案件の単価も高く設定されています。在宅・リモートワークが可能な案件も豊富であるため、これからセキュリティエンジニアフリーランスを目指す人はぜひ本記事を参考にしてみてください。
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引用・参考URL
参考:ランサーズ公式サイト
参考:クラウドワークス公式サイト
参考:国税庁 | 平均給与
参考:FOSTERNET NAVI | セキュリティエンジニアの案件・求人|単価相場も紹介【2024年12月】
参考:求人ボックス | セキュリティエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 【上流エンジニア】セキュリティシステム開発の求人・案件
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 【セキュリティ/フルリモート】セキュリティコンサルの求人・案件
参考:レバテックフリーランス公式サイト | 国内向け社内インフラ/セキュリティプロジェクト支援の求人・案件

この記事の監修者
中村 慎也 (アークワードコンサルティング 代表)
大学卒業後、シスコシステムズにてパートナー企業開発や金融業界向けコンサルティングセールスに従事。その後、人材業界大手のインテリジェンス(現パーソルキャリア)でIT業界向け人材紹介や転職サイト「doda」の立ち上げを経験。ヘッドハンティングでWeb系スタートアップの取締役を歴任した後、2018年にアークワードコンサルティングを創業。IT/Webと人材領域の知見を活かし、Web戦略から施策実行・継続改善まで総合的に支援。フリーランスや副業など多様な人材活用分野で10年以上のマーケティング支援実績を持つ。